大人の修学旅行・京都奈良の国宝建造物(4)

奈良公園1 奈良公園2 京都市内1 京都市内2 法隆寺・奈良

地下鉄の蹴上駅より、二条城に、
午後の御室仁和寺は二十歳の一人旅以来。

二条城唐門 二条城唐門 二条城二の丸御殿 二条城二の丸御殿
京都市中京区二条通堀川西入 京都市中京区二条通堀川西入 京都市中京区二条通堀川西入 京都市中京区二条通堀川西入
竣工/1602(慶長7年) 竣工/1602(慶長7年) 竣工/1602(慶長7年) 竣工/1602(慶長7年)
nj1★国指定重要文化財 nj2★国指定重要文化財 nj3★国宝 nj4★国宝
地下鉄の駅を降りて東大手門に向かう。堀の廻りを通って拝観券売り場に行く。大手門をくぐってから門の前に。 唐門を通ると正面に二の丸御殿の入口が見える。普段なら沢山の人で賑わっている場所だが人は少ない。 今回は中に入らず、二の丸庭園の方に向かう。外側から見る御殿は廊下のあちこちに換気のためのダクトが見える。 多分仮設のダクトだと思うが撮影にはいまいちなので、ダクトの見えない所を見つけて撮影。建物は黒書院。

 

二条城本丸櫓門 二条城鳴子門 二条城土蔵 二条城二の丸台所
京都市中京区二条通堀川西入 京都市中京区二条通堀川西入 京都市中京区二条通堀川西入 京都市中京区二条通堀川西入
竣工/1626(寛永3年) 竣工/1626(寛永3年) 竣工/1602(慶長7年) 竣工/1626(寛永3年)
nj5★国指定重要文化財 nj6★国指定重要文化財 nj7★国指定重要文化財 nj8★国指定重要文化財
二の丸御殿の裏の方に廻ると本丸に入る櫓門が見える。本丸御殿は修理中で中に入ることは出来ない。 二の丸から本丸に入るにはこの鳴子門と奥に見える桃山門を通らなければ行けない。右側が本丸である。 台所の北側にある。米蔵として使われた。長屋門形式で門には門番があった。元はもっと大きかったそうだ。 お城も人が多ければ、食事も必要で台所もある。慶長期にもあったが現在の建物は寛永期のものという。

御室仁和寺

仁和寺二王門 仁和寺 仁和寺宸殿 仁和寺勅使門
京都市右京区御室大内 京都市右京区御室大内 京都市右京区御室大内 京都市右京区御室大内
竣工/1641(寛永18年) 竣工/ 竣工/1914(大正3年) 竣工/1914(大正3年)
nn1★国指定重要文化財 nn2★ nn3★国登録文化財 nn4★国登録文化財
二条城を出て、丸太町のバス停から仁和寺に向かう。バスを降りて門前のそば屋で昼食をとってから参拝。 仁王門の脇の小門をくぐり、門脇にある入口で拝観券を購入して境内図を見て、本坊の御殿から見学。 本坊は明治の火災で焼失し、大正年間の建築。登録文化財に指定されている。白書院から宸殿を望む。 白書院の白砂の庭の向こうに唐門が見える。西本願寺の国宝の唐門を模した形式のものと云われる。

 

仁和寺宸殿 仁和寺霊明殿 仁和寺中門 仁和寺観音堂
京都市右京区御室大内 京都市右京区御室大内 京都市右京区御室大内 京都市右京区御室大内
竣工/1914(大正3年) 竣工/1911(明治44年) 竣工/1641(寛永18年) 竣工/1641(寛永18年)
nn5★国登録文化財 nn6★国登録文化財 nn7★国指定重要文化財 nn8★国指定重要文化財
設計は明治の建築家・亀岡末吉という。東京美術学校で日本画を専攻し、卒業後内務省の古社寺調査に関わった。 霊明殿も亀岡の設計。平安後期頃の様式を意識して設計したという。蟇股に亀岡の得意とした唐草文用を使う。 仁和寺の中心伽藍の入口に当たる。仁王門があるので、この八脚門には両脇に広目天と持国天が祀られている。
観音堂の前は名勝の御室桜が植えられている。背が高くなく、樹が低く咲いた時には雲海に見えるという。

 

仁和寺御影堂中門 仁和寺御影堂中門 仁和寺御影堂 仁和寺鐘楼
京都市右京区御室大内 京都市右京区御室大内 京都市右京区御室大内 京都市右京区御室大内
竣工/1641(寛永18年) 竣工/1641(寛永18年) 竣工/1613(慶長18年) 竣工/1641(寛永18年)
nn9★国指定重要文化財 nn10★国指定重要文化財 nn11★国指定重要文化財 nn12★国指定重要文化財
観音堂の脇から奥へ進む。御影堂は境内の北西の隅にある。入口に瀟洒な門がある。御影堂の中門と云う。 綺麗な門なので脇の方に廻ると関東ではあまり見かけない平唐門。御所の清涼殿に付属していたものだろうか。 寛永期の復興のおり、清涼殿の建物を移したものという。本来の建物は慶長期に建てられたものである。 鐘楼は御影堂と国宝の金堂の間にある。この建物も寛永期に他の建物と一緒にたてられた。朱色が美しい。

 

仁和寺金堂 仁和寺経蔵 仁和寺五重塔 仁和寺九所明神本殿
京都市右京区御室大内 京都市右京区御室大内 京都市右京区御室大内 京都市右京区御室大内
竣工/1613(慶長18年) 竣工/1641(寛永18年) 竣工/1644(寛永21年) 竣工/1641(寛永18年)
nn13★国宝 nn14★国指定重要文化財 nn15★国指定重要文化財 nn16★国指定重要文化財
国宝の金堂は京都御所の紫宸殿を移したものという。御所は何度も焼失しているため、この建物が最古という。 経蔵は金堂の右奥の方にあり、参拝者はここまで来る人は少ない。人影のない静かな佇まいは美しい。 境内の中に入ると意外と五重塔は見えない。背の高い建物なので何処から見えるような気がするが不思議だ。 九所明神は虚像の左前方にある。本殿は一間社流造、脇社は四間見世棚造が左右に2棟ある。彩色が綺麗。

2020-11-02

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