大人の修学旅行・京都奈良の国宝建造物(3)

奈良公園1 奈良公園2 京都市内1 京都市内2 法隆寺・奈良

五条橋から清水寺、八坂神社を巡り、
知恩院に向かいます。中に入るのは二十歳以来。

清水寺馬駐(うまとどめ) 清水寺仁王門 清水寺三重塔 清水寺三重塔
京都市東山区清水1 京都市東山区清水1 京都市東山区清水1 京都市東山区清水1
竣工/1467-77(応仁文明期) 竣工/1467-72(応仁期) 竣工/1632(寛永9年) 竣工/1632(寛永9年)
ky1★国指定重要文化財 ky2★国指定重要文化財 ky3★国指定重要文化財 ky4★国指定重要文化財
五条橋を渡って清水寺に向かう。途中に六波羅蜜寺があるので寄るが写真は撮らず。阪を登って清水寺では数少ない室町建築。 階段の上にあり、裏側でなく表から綺麗に全景を大きく撮りたがったが良い場所がなく、遠景で一枚。これも室町時代の建築。 清水寺は寛永6年の火災でほとんどが焼失した。仁王門から見える西門、三重塔も寛永年間の建築である。門は焼失を免れた。 三重塔は日本の中では最大級という。50年に一度の小修理、200年に一度の大修理を重ねて昭和に彩色も復元された。

 

清水寺西門 清水寺西門 清水寺西門 清水寺経堂
京都市東山区清水1 京都市東山区清水1 京都市東山区清水1 京都市東山区清水1
竣工/1631(寛永8年) 竣工/1631(寛永8年) 竣工/1631(寛永8年) 竣工/1631(寛永8年)
ky5★国指定重要文化財 ky6★国指定重要文化財 ky7★国指定重要文化財 ky8★国指定重要文化財
階段を上がって、三重塔を拝観した後、塔の前にある西門を見る。階段の下から入れないように柵が作られている。 下から見ると門には珍しく、一間の向拝が付いている。後ろ側には中央に軒唐破風が付いている。堂の様式である。 ここから京都市内を見下ろす風景は素晴らしい。また、西山に落ちる夕日は極楽浄土の入口を感じさせるという。 三重塔の後ろ側に経堂がある、古くは平安時代伝来の一切経があったが現在は無い。内部に釈迦三尊像がある。

 

清水寺田村堂 清水寺本堂 清水寺阿弥陀堂 清水寺奥の院
京都市東山区清水1 京都市東山区清水1 京都市東山区清水1 京都市東山区清水1
竣工/1624-44(寛永期) 竣工/1633(寛永10年) 竣工/1624-44(寛永期) 竣工/1633(寛永10年)
ky9★国指定重要文化財 ky10★国宝 ky11★国指定重要文化財 ky12★国指定重要文化財
清水寺には沢山のお堂がある。これも経堂の隣にあり、開山の坂上の田村麻呂を祀る開山堂である。 ネットで屋根の葺き替えが終わり、足場が外されましたと見て来た。現実は舞台の下の足場はまだ残っていた。 清水寺の舞台から見た阿弥陀堂。なかなか良いアングルが見つからず舞台からの遠望になってしまった。 本堂と同じ懸造の奥の院。順序は逆だが本堂は奥の院からの撮影。奥の院まで行って撮影して気が付いた。

 

清水寺音羽の滝 清水寺子安塔

産寧坂(三年坂)

二寧坂(二年坂)
京都市東山区清水1 京都市東山区清水1 京都市東山区 京都市東山区桝屋町付近
竣工/ 竣工/1500(明応9年) 竣工/ 竣工/
ky13★ ky14★国指定重要文化財 ★伝統的建造物群保存地区 ★伝統的建造物群保存地区
古い記憶では音羽の滝から清水の舞台に登ったように覚えているが今回は奥の院から見下ろす写真ですます。 この塔も元は仁王門の前の方にあった云う。後に現在の地に移されたという。彩色が復元されて美しい。 清水坂を降りて八坂神社に向かう。朝も早いためとコロナのせいで人影が見えない。以前は観光客で溢れていた。
途中から二年坂の方に移る。朝早くから動いたので休憩したいが店が開いていない。写真を撮りながら歩く。

八坂神社

法観寺五重塔 八坂神社南楼門 八坂神社本殿 八坂神社西楼門
京都市東山区八坂通下河原東入る八坂 京都市東山区祇園町北側 奈良市雑司町406-1 奈良市雑司町406-1
竣工/1440(永享12年) 竣工/1879(明治12年) 竣工/1654(承応3年) 竣工/1497(明応6年)
★国指定重要文化財 ys1★ ys2★国宝 ys3★国指定重要文化財
八坂の塔と云われ、八坂神社に行く目標になる。近くの町並みは美しい。入口が何処か調べたが見つからない。 八坂神社に着いた。この南門が正門という。江戸末期に火災で焼け、明治時代に再建されたものという。 2020年、八坂神社本殿が国宝に指定される。祇園造と云われる特殊な形。本殿と拝殿が一体となった形式である。 全景を撮りたかったが道路の反対側からはもろに逆光、諦めて、ぎりぎりレンズに光線が入らないように撮影。

知恩院

知恩院三門 知恩院三門 知恩院御影堂 知恩院経蔵
京都市東山区新橋通大和大路 京都市東山区新橋通大和大路 京都市東山区新橋通大和大路 京都市東山区新橋通大和大路
竣工/1621(元和7年) 竣工/1621(元和7年) 竣工/1639(寛永16年) 竣工/1621(元和7年)
ti1★国宝 ti2★国宝 ti3★国宝 ti4★国指定重要文化財
知恩院に山門は大きい。かなり遠くから見てもその大きさが判る。入口の駐車場にお年寄りのために送迎車ある。 入口から御影堂のある境内まで階段を登るため、高齢者や障碍者のためにワンボックスの車で送迎をしている。 御影堂も大きい。年の初め頃まで屋根の修復で覆屋があったという。向い側の休憩所でお茶を飲み休憩する。 本堂の中はコロナのせいで拝観者は少ない。参拝を終えて境内を一回りする。経蔵も山門と同じ元和の建築。

南禅寺

南禅寺三門 南禅寺法堂 南禅寺法堂 南禅寺方丈
京都市左京区南禅寺福地町 京都市左京区南禅寺福地町 京都市左京区南禅寺福地町 京都市左京区南禅寺福地町
竣工/1628(寛永5年) 竣工/1909(明治42年) 竣工/1909(明治42年) 竣工/1573-92(天正期)
nz1★国指定重要文化財 nz2★ nz3★ nz4★国宝 
知恩院から青蓮院の前を通り、蹴上げの都ホテルの所から道路を渡り、インクラインの脇を通って南禅寺に着いた。
三門は工事中だが見えないようにして、三門を撮影して、法堂の方に向かう。参道は綺麗に整備されていた。
法堂は南禅寺の中心の建築だが明治時代末の再建。ここで帰る予定だったが裏側に廻ると方丈が見えた。 入口に向かうと見学が出来るとのこと。拝観代を払い、中に入る。思ったより豪華な建築で感動した。

 

南禅寺方丈 南禅寺方丈 南禅寺金地院東照宮社殿 南禅寺水路閣
京都市左京区南禅寺福地町 京都市左京区南禅寺福地町 京都市左京区南禅寺福地町 京都市左京区南禅寺福地町
竣工/1573-92(天正期) 竣工/1573-92(天正期) 竣工/1628(寛永5年) 竣工/1888(明治21年)
nz5★国指定重要文化財 nz6★国指定重要文化財 nz7★国指定重要文化財 nz8★ 
方丈は京都御所の建物を移築したものと云われ、天正年間の建築と云う。脇の庭に石庭もある。
大方丈、小方丈を一回りして裏側には廊下に囲まれた坪庭がある。左側に茶室が2軒建っている。
江戸初期に家康の側近として活躍した金地院崇伝の塔頭には東照宮がある。中に入らなかったが外側から楼門を。 南禅寺の境内には琵琶湖疎水のための水路橋がある。南禅寺の見学を終わり、地下鉄の蹴上駅に向かう。

2020-10-26

古建築図鑑 トップ

古建築研究会 トップ

列島古建築紀行