信田郡

5-1.阿彌神社
本殿 神明造の霞ヶ浦神社
所在地:稲敷郡阿見町中郷2-25

社格:旧郷社
祭神:豊城入彦命

祭神の豊城入彦命は第10代崇神天皇皇子で、東国の治定にあたったとされ、上毛野君や下毛野君の始祖とされる。石岡市柿岡の丸山古墳が命の墓であるとの伝承が残っているという。
拝殿に掲示されていた由緒に、近世に社名変更され、明暦3年(1657)には、大明神、祭神は武甕槌命となっており、享保~明和(1716~1771)には、鹿島明神となっている。安永(1772)の頃から竹久の二の宮明神が阿弥神社と社名変更したことから天明元年(1781)阿彌神社とし、ほかに熊野神社も阿弥神社と改称しており、3社で式内社の論争があったが、寺社奉行の裁許で阿弥神社と名乗ってよいが、式内社と称してはならないとして落着とあった。
戦後、霞ヶ浦航空隊から海軍航空隊の靈を奉斎した霞ヶ浦神社が境内に移築されている。

例祭:10月1日
創建:和銅元年(708)
本殿様式:流造