麻生藩家老屋敷
茨城県行方郡麻生町
主屋:安政4年(1857)
茅葺き  式台玄関(入母屋破風)付
 麻生藩は慶長9年(1604)以来、新庄氏の所領で、石高は当初3万石余、その後世襲問題などで1万石に減石にされた外様の小藩。その陣屋跡は麻生小学校の敷地となり、それを囲むように藩士の屋敷が並んでいた。その一つが家老職にあった畑家の遺構。
主屋は安政3年に火災で焼失したが翌年に再建された。主屋、表門は当時のもので、外観は豪農を思わせる造りだが、入母屋破風をのせた式台玄関と使用人用と思われる小部屋が数多くあり、土間部分が小さく、武家屋敷としての特徴を残している。

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