列島古建築紀行 第67回

  
写真・文 宮本和義

 

撮影 2018.03  

吉良川の街並み 高知県室戸市吉良川町 水切り瓦のある家並み ★重要伝統的建造物群保存地区

土佐漆喰の白壁に水切り瓦のつくこの地方に多く見られる民家が並ぶ集落である。水切り瓦は、民家や蔵の壁面に数段の瓦庇をつけて激しい風雨から壁を守るように工夫されたものである。デザイン的にも重要に考えられ費用もかさむので、水切り瓦のある家は富豪の証しとされた。今も残る白壁の町並みは明治中期以降に建てられたものである。町は、旧街道に沿った浜地区と素朴な農村集落である丘地区の二つの地域に分けられている。見応えのある民家や蔵が多く、歩いていて飽きない町である。 




 
2023.08.24