列島古建築紀行 第64回

  
写真・文 宮本和義

 

撮影 2003.01  

丈六寺  徳島県徳島市丈六町 ★国指定重要文化財

白雉元年(650)に関東から来た尼僧が庵を結んだのが寺の始まりとされる。その10年後に行基が訪れて一丈六尺の観音像を彫像した。一丈六尺は坐像の高さではなく立った時の身長でこれが寺名の由来である。
●本堂  竣工/寛永6年 蜂須賀家の娘・辰姫が供養のために寄進したもの。入母屋造、本瓦葺。 写真 上
●観音堂 竣工/慶安元年(1648/江戸前期) 細川真之により建立された寄棟造二重仏堂。        下 右上
●三門  竣工/室町末期 和様、禅宗様折衷の二重門で県下最古の建造物。                右下


 
2023.05.20