列島古建築紀行 第58回

  
写真・文 宮本和義

 

撮影 2020.08  

寿福寺禅堂  広島県庄原市東条町  竣工/室町後期 ★県指定文化財

帝釈峡近くにある曹洞宗の寺院。堂は方三間の仏堂である。宝形造、特異な屋根の形をしている。
なぜ、この形かと寺の人に訊いたが不明とのこと。内部は土間で天井の低い住宅風の意匠である。
大分、改造されているようだが柱、舟肘木、天井などは当時からのものである。面積27.98㎡。
辺りはとてものどかな緑野である。 

 
2022.11.20