沖縄県

 

中村家住宅 中村家住宅 中村家住宅 中村家住宅
国頭郡北中城村字大城106 国頭郡北中城村字大城106 国頭郡北中城村字大城106 国頭郡北中城村字大城106
竣工/江戸中期 竣工/江戸中期 竣工/江戸中期 竣工/江戸中期
★国指定重要文化財 ★国指定重要文化財 ★国指定重要文化財 ★国指定重要文化財
中村家の祖先も賀氏(ガウジ)は豪農である。建物は十八世紀中頃の建立と伝えられている。 構造は、鎌倉・室町時代の日本建築の流れを伝えているが、各部に独特な手法が使われている。 主屋(ウフヤ)、台所(トゥングワ)、離れ座敷(アシャギ)、高倉(籾倉)、井戸(カー)豚小屋兼便所(フール)、前の屋・家畜小屋兼納屋(メーヌヤー)、目隠し塀(ヒンプン)、で構成され周囲は石垣で囲まれている。 鎌倉~室町時代の日本建築技法が取り入れられ、随所に独自の手法が見られる。屋敷は、南向きの緩い傾斜地で、東、南、西を琉球石灰岩の石垣で囲い、内側に福木を植え、台風に備えている。 木材はインマキやモッコクが使用されている。これらは高級木材とされており庶民の使用は禁じられていたという。主屋は桁行10.7m、梁間9.6m、寄棟造、本瓦葺。屋根にはシーサーがいる。

 

2020.09.05 

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