神奈川県

 

三渓園旧燈明寺三重塔 三渓園旧東慶寺仏殿 東漸寺釈迦堂 称名寺
横浜市中区本牧三之谷58-1 横浜市中区本牧三之谷58-1 横浜市磯子区杉田1-9-1 横浜市金沢区金沢町212-1
竣工/康正3年(1457) 竣工/江戸初期 竣工/正安3年(1301) 竣工/文久2年(1862)
★国指定重要文化財 ★国指定重要文化財 ★県指定文化財 ★市指定文化財
三溪園は生糸貿易により財を成した実業家 原 三溪によって、明治39年に公開された。園内には各地から移築された価値の高い建造物が巧みに配置されている。三重塔は室町時代に建てられた、園内の建造物中、最も古い建物。庭園から三重塔が美しく眺められるような配置がされている。 縁切寺・駆け込み寺の名で知られる鎌倉・東慶寺にあった禅宗様の建物で、江戸時代の初めごろに造られたものと考えられている。東慶寺は明治時代以降衰退し、建物の維持が困難になり、これを憂えた原三溪は、明治40年に三溪園に移築した。

仏殿(釈迦堂)(県重要文化財)1301年(正安3年)に円覚寺永仁再建で活躍した桃渓徳悟(宏覚禅師)が北条宗長を大檀那として建てた。その後の改修により、当初の部材はあまり残っていないが、禅宗様仏殿としては日本でも最古に属する。

豊穣実時は、鎌倉幕府二代執権北条義時の孫で、引付衆や評定衆など幕府の重職を歴任して北条得宗家を政治的に支えるとともに、学問に造詣が深く、収集した和漢の書籍を金沢文庫に集め、基礎を作った。称名寺内界は国史跡に指定されている。

 

日本民家園佐々木家住宅 日本民家園江向家住宅 日本民家園作田家住宅 日本民家園菅原家住宅
川崎市多摩区枡形7-1-1 川崎市多摩区枡形7-1-1 川崎市多摩区枡形7-1-1 川崎市多摩区枡形7-1-1
竣工/享保16年(1731) 竣工/18世紀初期 竣工/17世紀後期 竣工/18世紀末期
★国指定重要文化財 ★国指定重要文化財 ★国指定重要文化財 ★県指定文化財
《信越の村》この建物は名主の家で、長大で軒が高く、中二階の採光のために屋根の東側を「かぶと造」としている。こうした外観の特色のほか、普請帳や記録によって家の歴史がわかる点で重要な民家である。


富山県の五箇山地方は、岐阜県の白川地方とともに合掌造で知られている。それぞれ違いがあり、五箇山でも庄川本流と支流の利賀谷とでは違いが見られる。この建物は庄川本流系で、「妻入」「正面に茅葺の庇を付けた入母屋造風」「田の字型の四間取り」といった特徴を持っている。
《関東の村》この建物の外観は二棟が軒を接しているように見える。内部は二棟の間にクリの木の半割丸太をくり抜いた大きな雨樋がつないでいる。これを分棟型と呼ぶ。千葉から茨城の内陸部にある型式。


《東北の村》湯殿山麓の田麦俣集落やその周辺には、屋根に高窓(ハッポウ)を設けたハッポウ造と呼ばれる独特の民家が分布してる。写真は豪雪地域のため、板壁で囲って茅で覆った雪囲いの外観である。


 

円覚寺舎利殿 建長寺三門 建長寺仏殿 建長寺唐門
鎌倉市山ノ内409 鎌倉市山ノ内8 鎌倉市山ノ内8 鎌倉市山ノ内8
竣工/室町中期 竣工/天明3年(1783/江戸中期) 竣工/寛永5年(1628/江戸前期) 竣工/寛永5年(1628) 
★国宝 ★国指定重要文化財 ★国指定重要文化財 ★国指定重要文化財
平安初期に弘法大師により創建されたと伝えられる。地蔵堂には、平安時代末期の地蔵菩薩立像(県指定)が安置されており、地蔵信仰の寺として長い歴史を持っている。入母屋造、天井画など装飾性の高い桁行、梁共8.34mの方三間仏堂。 建立年代ははっきりとしていないが、寛永10年に東照宮の門として鐘楼門が建立されたことが「星野山御建立記」の記録にみえる。桁行3間、梁間2間の朱塗りの楼門。入母屋造、袴腰付。2階の前面に龍、背面に鷹の彫刻がある。
日光、静岡と並ぶ日本三大東照宮の一つ。天海僧正が徳川家康を祀ったもの。多くの人に崇拝してもらうために高さ5間の丘陵を築き造営したが寛永15年の川越大火で焼失、三代将軍家光が再建した。

喜多院もあり多くの人で賑わう。平安時代に川越氏が館を築いて勢力を拡大した。江戸時代になると江戸の北の守りと共に舟運による物資の集積地として重要視され発展した。防火建築である土蔵造の商家建築が連立する観光化された町並みである。

 

旅館 對僊閣 三河屋本店 のり真安濟商店 光明寺観音堂
鎌倉市長谷3-12-9 鎌倉市雪ノ下1-9-23 鎌倉市長谷1丁目 平塚市南金目897
竣工/昭和2年(1927) 竣工/昭和2年(1927) 竣工/大正13年(1924) 竣工/明応7年(1498)
★市景観重要建築物 ★市景観重要建築物 ★市景観重要建築物 ★県指定文化財
高浜虚子がホトトギスの会を開き、与謝野晶子がらも投宿した明治末期創業の老舗旅館。二階の高欄を設け、これを支える持ち送りや二階上部に設けられた欄間窓など華やかな雰囲気を持つ商業建築。関東大震災で倒壊し昭和2年に再建された。 若宮大路沿いに立つ老舗酒店。出桁造。三河屋本店は、鎌倉の戦前の商店建築を代表するものとして貴重な建物。



埼玉県最古の木造建築で飯能市唯一の国重文建築物である。方三間、板壁造で縁周り付、前面は蔀戸である。屋根は茅葺きから元の小屋組に戻し、銅板葺にした。以前は茅葺であり、茅葺復元が望まれる。
坂東33観音の札所、金目観音として有名。観音堂は観音像などの胎内銘により、明応7年に厨子と前立の観音像の造立及び本堂の供養が行われた。現在の本堂は、この明応7年の本堂供養時に建立されたと考えられる。

 

勝福寺本堂

だるま

福住楼

福住楼

小田原市飯泉1161 小田原市本町2-1-30 足柄下郡箱根町塔之沢 足柄下郡箱根町塔之沢
竣工/宝永3年(1706) 竣工/大正末期 竣工/明治23年(1890) 竣工/明治23年(1890)
★県指定文化財 ★国登録文化財 ★国登録文化財 ★国登録文化財
「飯泉観音」と呼ばれ、坂東三十三観音の第五番札所として有名。本堂は正面に向拝を設け、縁を廻す、間口5間奥行5間、密教系式の構えで、内陣は後部3間、外陣は前部2間の板の間である。 網元だった金沢出身の達磨(たつま)仁三郎が明治26年に創業した料理店。建物は関東大震災で倒壊し、その後の再建。入母屋造、唐破風構えの玄関を持つ。

「福住楼」は1890年(明治23年)にこの塔之沢で創業された。多棟式木造三階建、数奇屋造。特に「竹の持つ美しさ」を顕わした建築として評価されている。客室数17、各室意匠が異なる。

 

白雲洞茶苑不染庵

三河屋旅館

三河屋旅館

三河屋旅館

足柄下郡箱根町強羅1300-69 足柄下郡箱根町小涌谷温泉 足柄下郡箱根町小涌谷温泉 足柄下郡箱根町小涌谷温泉
竣工/大正5年(1916)頃 竣工/大正後期 竣工/大正後期 竣工/大正後期
★国登録文化財 ★国登録文化財 ★国登録文化財 ★国登録文化財
雲洞の西側にたつ茶室。寄棟造、茅葺。2畳台目の小間と4畳の付寄、水屋を備え前面に低い土庇を付すなど草庵風の意匠である。設計は近代数奇屋の名匠の一人と言われた仰木魯堂。 明治16年(1883)創業の老舗温泉旅館。本館は唐破風の玄関を持つ。「九重荘」は少し後でできた本館よりシンプルな近代数奇屋風の造りである。



 

2020.02.07

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